イースターのこの時節にあやかって、ブログも蘇生したいと思います。
コロナパンデミックはいまだに第3、4波の、猛威を奮っています。恐怖は当初より薄れているとはいえ、やはり強いものがありますが、しかし、ここまで来ると少々、辟易しても来ます。この辟易感はパンデミックそのものにというよりは、むしろ、パンデミックによって政治の世界や経済界、又社会面で容赦なく露わにされる人間の罪性にあるようです。
この渦巻く罪の多様性に疲れを覚える時、良い時も悪い時もとこしえに変わることのないお方の真実と愛と絶対性の下にじっと身を隠したくなる衝動と誘惑を覚えます。そしてしばらくすると、「神様は御子の死を通して、まさにこの罪の世に赦しをもってご自分と和解させようとしてくださったのだ。この世に目を背けて逃げてはいけない。自分は救われているからいいという問題じゃない!地上での命がある限り、自分の置かれた場所で主を証し、神様の赦しと愛を宣べ伝えていかなければ!」と、悔い改めを迫られ、新たな力をいただいている昨今です。
クリスチャンホームを築いていくことは、主を愛し、喜び、主に従う信仰の実践に夫婦で共に生きていくことであり、又、次世代に信仰を継承していく重要な使命を負うがゆえに、この地上に神の國をもたらす強力な手段なのです。
このブログを通して、神の家族として日々の喜びや悲しみ、苦しみ、感謝を分かち合い、お互いにとって信仰の励ましとなることが出来れば、どんなに嬉しいことでしょう!
身につけたい習慣
人間関係を良くするために、精神科医師グラッサー博士は、致命的習慣をやめて、代わりに身につけたい習慣を7つ挙げています。受講性が並べ替えて覚えやすくしてくれました。「うちは尊く耳はしんし」です。
1.受け入れる
2.違いを交渉する
3.励ます
4.尊敬する
5.耳を傾ける
6.信頼する
7.支援する
致命的習慣は私の大学のゼミ生が覚えやすく並べ替えてくれました。「もんおせばひほうが」(佐藤敬の書いた致命的習慣を参照してください。)
致命的習慣
他人と良い関係を築きたいと誰もが望むのですが、、実は、多くの人が、人間関係の問題を抱えて悩んでいます。
選択理論創始者W.グラッサー博士は「極度の貧困、不治の病、圧制以外の不幸の原因は、良好な人間関係を築けないことにある」と言っています。
そして、親子や夫婦など、関係が近ければ近いほど、問題が起きるようです。
なぜでしょう。
それは関係が近いほど、より頻繁に、人間関係を壊す致命的習慣を使うからです。
批判する・責める・文句を言う・ガミガミ言う・脅す・罰する・褒美で釣るなどの方法で、相手を自分の思い通りにしようとします。
私達は、「自分は正しい。相手は間違っている」と考えやすく、相手を正そう、変えようとするのです。
けれども批判される立場の人の気持ちは容易に想像できますね。
「何事でも自分にしてもらいたいことは、他の人にもそのようにしなさい」
主の黄金律を思い出します。
致命的習慣を使わないでコミュニケーションを図りたいものです。
結婚してから急に改めようとしても難しいものです。
付き合っている人がいる人も、又いない人も、是非、今から練習・訓練を始めてみようではありませんか。
(佐藤敬著)
傾聴
ある女性が、一人の男性を紹介されて会うことになりましたが、あまり関心がなさそうでした。男性と会う前にも、実らなくてもいい、とにかく紹介されたので、会うだけです、という印象でした。ところがその男性と結婚することになったのです。よく聞いてみると、どうせ結婚しないのだからと、多弁になって随分話したそうです。それをその男性がよく聴いてくれたというのです。結婚の決め手は、「傾聴」してくれたということのようです。聞く速度と話す速度の違いから、聞くのが難しいと言われています。聞く速度が速いので、聴きながら他のことに想いを寄せることが可能なのです。そのうち心ここにあらずで、傾聴していなかった、となるのです。話し下手と自認している人も心配しないで、まず会ってみましょう。そして、相手の話を聴くことです。人の話を聴いてもらうと、力の欲求を満たします。あなたの話は聴くに価するということになるからです。
遮断
4つ目はコミュニケーションの遮断です。「黙れ!」「離婚だ!」と口にすることから、「口をきかない」「避ける」と、いろいろあるでしょう。ジョン・ゴットマンの研究では、批判、侮辱、自己弁護、コミュニケーションの遮断という4つがカップルの会話に見られると、二人がどうなるかの予測は的中するということです。良い出会いのためには心しておきたいですね。
自己弁護
カップルの間にこれがあれば危ないと言われるものの三つ目です。一つは、「批判」でした。二つ目は「侮辱」でした。三つ目は「自己弁護」です。何か言われても理由を述べて自分の言動を弁護することです。わたしが⚪️⚪️したのは、相手が▲▲したからだと自己弁護はカップルの間によく見られます。素直に、遅れてごめんなさい、と言えないのでしょうかね。
侮辱
ふたりの会話に批判があれば、将来の予測は、遠くない将来ふたりは別れるということになります。これが1つ目でした。2つ目は侮辱です。ふたりの会話に侮辱があれば、危ない関係です。侮辱は尊敬の欠如以上のものです。「遅刻してくる人が出世できるはずがない。」は、批判も侮辱も含まれます。相手を尊敬していれば、侮辱のことばは当然使わないでしょう。
結婚をしてからパートナーを尊敬できなくなる人はどうすればいいのでしょう。特に妻は夫を敬いなさい、と言われています。また妻は夫に従いなさい、とも言われています。尊敬することも、従うことも同じです。従っていれば、尊敬されていると取られるでしょう。尊敬できない人は、仕える姿勢を持てば、尊敬されていると伝わるでしょう。
批判のない物の言い方
学校では批判力を身につけるように教えられるようですが、対人関係では批判しないものの言い方を身につけられるといいですね。新聞記者や雑誌記者は批判力を糧として仕事をしています。しかし、彼らが家庭で配偶者や子供に批判力を使っていたら、幸せな家庭は築けないのではないでしょうか。これは教師にも言えることです。約束の時間に何度か遅れて来るデイト相手に、「あなたはいつも遅れてくる」と言ったら、言われた人は「いつもではない」と心の中で反論するでしょう。「遅れてもよく来てくれた」という思いがあったら、それを口にすればいいのです。「ありがとう。忘れずに来てくれて」「あなたの顔を見てホッとした」と言われたら、次は遅れて来ないようにしようと思うかもしれません。
批判
カップルの会話を観察していて、批判が頻繁になされるようでしたら、将来は明るくありません。批判についてじっくり考えたい方は。下記のURLから「ネガティヴ・クリスティズム」を読まれるといいでしょう。
http://www.choicetheory.net/kcc/negativecriticism.html
予測の仕方
ジョン・ゴットマンたちは、カップルの会話を観察して、1秒に1つのコード付けをしました。彼ら以外の専門家の予測は外れて、ほぼ50%の確率となりました。素人が予測するのと変わりない確率です。このコード付けから分かったことは4つの要素があると離婚の確率は高くなるということです。その4つとは?これをしないようにすればよいということになります。