違いの乗り越え方③ ~対等な関係性~
会話の目的は、相手の望んでいることを知ることです。
相手からの情報(事実・意見・感情)を受け取るとき、相手が何を望んでいるかを知ることが出来ます。ですから、良く傾聴して、理解したことを伝え、その後で情報(事実・意見・感情)を伝えますが、話す時は、相手が受け取りやすいように配慮します。
このようなコミュニケーションが可能になるには二人の間の対等意識(お互いに自立していること)が基盤となります。
以前書きました7つの良い習慣を使いながら話し合い、関係性を築いていくということです。
「違いを乗り越える」すなわち「違いを認め合う」ということは、相手の感情や必要、願望、そして違いなどを、自分のそれらと同様に大切に考え、配慮するということです。そのためには根底に、相手への関心、尊敬、信頼の気持ちが必要となります。自分もOK、相手もOKという関係性です。
どちら(の意見)が正しい?ということではなく、二人の間にある違いを違いとして尊重すれば、7つ目の「違いを交渉する」という建設的な歩み寄りが出来、より良い関係性につながっていきます。
みことば:〈相手を自分より優れた者と思いなさい〉
〈裁いてはいけません。裁かれないためです〉