傾聴

ある女性が、一人の男性を紹介されて会うことになりましたが、あまり関心がなさそうでした。男性と会う前にも、実らなくてもいい、とにかく紹介されたので、会うだけです、という印象でした。ところがその男性と結婚することになったのです。よく聞いてみると、どうせ結婚しないのだからと、多弁になって随分話したそうです。それをその男性がよく聴いてくれたというのです。結婚の決め手は、「傾聴」してくれたということのようです。聞く速度と話す速度の違いから、聞くのが難しいと言われています。聞く速度が速いので、聴きながら他のことに想いを寄せることが可能なのです。そのうち心ここにあらずで、傾聴していなかった、となるのです。話し下手と自認している人も心配しないで、まず会ってみましょう。そして、相手の話を聴くことです。人の話を聴いてもらうと、力の欲求を満たします。あなたの話は聴くに価するということになるからです。