侮辱

ふたりの会話に批判があれば、将来の予測は、遠くない将来ふたりは別れるということになります。これが1つ目でした。2つ目は侮辱です。ふたりの会話に侮辱があれば、危ない関係です。侮辱は尊敬の欠如以上のものです。「遅刻してくる人が出世できるはずがない。」は、批判も侮辱も含まれます。相手を尊敬していれば、侮辱のことばは当然使わないでしょう。

結婚をしてからパートナーを尊敬できなくなる人はどうすればいいのでしょう。特に妻は夫を敬いなさい、と言われています。また妻は夫に従いなさい、とも言われています。尊敬することも、従うことも同じです。従っていれば、尊敬されていると取られるでしょう。尊敬できない人は、仕える姿勢を持てば、尊敬されていると伝わるでしょう。

批判のない物の言い方

学校では批判力を身につけるように教えられるようですが、対人関係では批判しないものの言い方を身につけられるといいですね。新聞記者や雑誌記者は批判力を糧として仕事をしています。しかし、彼らが家庭で配偶者や子供に批判力を使っていたら、幸せな家庭は築けないのではないでしょうか。これは教師にも言えることです。約束の時間に何度か遅れて来るデイト相手に、「あなたはいつも遅れてくる」と言ったら、言われた人は「いつもではない」と心の中で反論するでしょう。「遅れてもよく来てくれた」という思いがあったら、それを口にすればいいのです。「ありがとう。忘れずに来てくれて」「あなたの顔を見てホッとした」と言われたら、次は遅れて来ないようにしようと思うかもしれません。

批判

カップルの会話を観察していて、批判が頻繁になされるようでしたら、将来は明るくありません。批判についてじっくり考えたい方は。下記のURLから「ネガティヴ・クリスティズム」を読まれるといいでしょう。

http://www.choicetheory.net/kcc/negativecriticism.html

予測の仕方

ジョン・ゴットマンたちは、カップルの会話を観察して、1秒に1つのコード付けをしました。彼ら以外の専門家の予測は外れて、ほぼ50%の確率となりました。素人が予測するのと変わりない確率です。このコード付けから分かったことは4つの要素があると離婚の確率は高くなるということです。その4つとは?これをしないようにすればよいということになります。