学校では批判力を身につけるように教えられるようですが、対人関係では批判しないものの言い方を身につけられるといいですね。新聞記者や雑誌記者は批判力を糧として仕事をしています。しかし、彼らが家庭で配偶者や子供に批判力を使っていたら、幸せな家庭は築けないのではないでしょうか。これは教師にも言えることです。約束の時間に何度か遅れて来るデイト相手に、「あなたはいつも遅れてくる」と言ったら、言われた人は「いつもではない」と心の中で反論するでしょう。「遅れてもよく来てくれた」という思いがあったら、それを口にすればいいのです。「ありがとう。忘れずに来てくれて」「あなたの顔を見てホッとした」と言われたら、次は遅れて来ないようにしようと思うかもしれません。