クリスチャンお見合い

クリスチャンのお見合い

花子さんは高校生のときに教会に行き、クリスチャンになりました。結婚は当然クリスチャン同士でしたいと思っていました。昔は女性が24歳にもなると、親たちや周囲の人は黙っていません。いろいろな人を紹介しようとする動きが出てきます。花子さんはそうしたお見合い話には乗り気ではありませんでした。しかしながら、教会にふさわしい男性のクリスチャンがいるわけではありません。ふと気づくとお見合い話は来なくなり、花子さんは30歳代の後半になっていました。

昔はお見合いが主流であったのですが、今は恋愛結婚にあこがれる人が多くいます。クリスチャンも例外ではありません。しかし、恋愛がすべてではありません。社会の変化と共に結婚に至る過程も変化しています。アメリカに留学していたインド人の男性留学生は、ある日インドに帰って結婚すると言うのです。相手のことを尋ねてみるとまだ会ったことがないと言うのです。母親がよいという女性に問題はないはずだ、と写真だけで結婚を決意していたのです。今でもこのような結婚の形態があります。文化によっては最も賢明な方法であることがあります。日本には昔からお見合いという方法があり、このような方法のないアメリカではうらやましがられています。

さて、花子さんに話を戻しましょう。結婚はクリスチャンに限ると固い決意をしている花子さんを援助する方法がなくてはなりません。教会ができることがあるはずです。結婚したい男女の情報を一元化して、そこからふさわしい結婚相手を見つけることです。幸い今はインターネットが私たちのコミュニケーション・スタイルを変えてしまいました。これを活用しない手はありません。結婚の意思のある若い男女がまずクリスチャンの結婚紹介室で登録することから始めることです。もちろん年齢を若い人に限るわけではありません。ネットから始まった関わりが、お見合いに至り、交際を経て、結婚に至るケースは、今は普通になりました。私たちの結婚紹介室では、結婚までは性関係を持たないことを強く主張しています。幸せな結婚を望むカップルなら、こうした約束事を守れるはずです。節度のある交際がこのような出会いから始まり、祝福された結婚に至ることを切に望んでいます。

(M 係)